…以下、R18表現があります…
(あいつ、一言も言わなかったな。メールしてたなんて)
なにがすき間に入り込んでるつもりはない、だよ。じゅうぶん入ってるじゃねぇかよ。
いろいろあったし言いそびれていたのかもしれないが、それにしても今このタイミングで分かるとは思わなかった。
鞠のことだと頭に血が上ってしまいがちな自分を責めながらも、大和は嫉妬を消せずにいた。
どちらにしても今日、鞠をホテルに誘うつもりだった。
地元に帰る前に一度鞠の体を見ておきたかった。
子供ができ、それを亡くしたことは大和の中に暗い影を落としている。
鞠をそれ以上傷つけたくなくて、鞠に触れることすら怖かった。
鞠が自分を求めてきていることは分かっていた。
けれど抱くことでまた、鞠を泣かせてしまったら・・・・そう思うと手出しが出来ず、今に至っているのだった。
ただヒカルとのメールのやりとりを聞いて、鞠がヒカルのことを"お兄ちゃん"と表現したことが大和は気に食わなかった――。
自分の知らない間に二人の親密度が確実に上がっていることを感じたのだ。
イライラする。
焦る。
自分に対して、なんの自信もない。
そのくせ嫉妬心だけは一丁前以上にむくむくと起き上がってきては、俺を支配する。
何度も思う。
他の女に対して、こうはならない。なったことがない。
鞠だけ、彼女だけに対しては、どうしても拭えきれない嫉妬心と独占欲が暴発してしまう。
――オレノモノ。カノジョハ、オレノモノ。
ちらりと横目で鞠を見ると、おとなしく無言のまま助手席にうまっている。
俺の視線を避け、目を伏せた。
俺が嫉妬から誘ったことはもう分かっているだろうに、そしてそういう誘われ方を嫌っているのに今日は何も言わない。
そんな従順さが愛しい。
自分でも歪んだ愛情だと思う。でも、止められない。
前、誕生日のときに利用したラブホに車を停め、適当に部屋を選択して入った。
鞠を抱きしめてキスをしながら、ジャケットを脱がす。
クリップで結い上げられている髪をほどくと、はらりと肩に髪がこぼれシャンプーのいい香りが大和の鼻をくすぐった。
耳には雪の結晶のピアスがはまっていて、大和を安心し微笑ませる。
「鞠・・・愛してる」
「大和・・・」
涙目になっている鞠のセーターを脱がせた。水玉のキャミソールの下からピンクのブラがチラチラ見える。
鞠も俺のトレーナーとTシャツを脱がせ、ジーンズのファスナーを下ろす。
「バカ、よせ・・・」
驚いた。そんなことは、付き合ってきて初めてだ。
大和が止める間もなく、鞠は下着の割れ目の間から俺のを取り出した。
指先をそろそろと筋に這わせ、そしてそっと両手で包み込むと、ゆっくりと手でしごきはじめた。
「う・・・」
元々興奮気味だったものはすぐに勃ち上がり先から汁がこぼれる。
それを口で受け取ろうとするので大和はすぐに鞠を突き放し、ベッドに引っ張り上げ押しつぶした。
「痛っ・・・」
鞠が小さく叫ぶのも聞かずに、全ての衣服を剥ぎ取りベッドの周囲にほおり出していく。
明るい部屋の中で一糸まとわぬ体にし、改めてじっくりと眺めた。
少し痩せたような気もするが、吸い付くような白い肌は相変わらずで眩しすぎるほどだった。
久しぶりに見る、白く柔らかい胸。
その、何もしていないのに立ち上がってしまっている先に人差し指で優しく触れた。
「あん・・・」
「いやらしいな、鞠・・・もうこんなに堅くなってる」
「・・・」
鞠は何も言わず、目線をそらした。頬を染め、ただ大和の指先だけの愛撫に答えている。
(欲しいと、言わせたい・・・欲しいのは俺だけだと、言わせたい・・・)
俺はむさぼるように尖った先をくわえ、口の中の乳首を舌で転がす。
「はぁん・・・あん・・・」
鞠の体がよじれ、手が大和の髪をまさぐってくる。
俺は乳首に吸い付きながら股を開かせ、太ももの内側を撫でた。ビクビクと鞠が反応している。
すっかり堅くなり上向いた先を舌先でこりこりといじりながら。
指の腹ですでに濡らしているであろう中心を避け、周囲だけを撫でてじらして可愛がっていると、鞠は耐え切れないように腰をくねらす。
甘えるようなあえぎ声が耳をくすぐる。
(鞠・・・俺が欲しいと、言え)
「鞠・・・どうしてほしい?」
「・・・いや」
「言わねぇと、やらねぇぞ」
快感と緊張の狭間、鞠が息をのむ。
瞼をぎゅっと閉じた。
「・・・・・・・・わって・・・」
「ん?」
「あそこ、さわって・・・」
「どこ?」
「・・・やまと・・・お願い、もうこれ以上はいえない」
哀願する瞳。それでも俺はまだ許さない。
「どこがいいの?指差してみて」
鞠は恥ずかしさに耐えるように横を向いて、自分のクリトリスを指差した。
俺はその指ごと自分の手で覆い、ゆっくり鞠のかわいい種をいじってやる。
「あっ!・・・いやっ!大和、いやぁん・・・」
「鞠、かわいい・・・自分で触ってるよ」
「大和、手ぇ、離してぇ・・・あぁん!」
「イクまでやってみて」
「だめぇ・・・」
イヤイヤと首を振る鞠。俺が手を添えているとはいえ、指の動きはかなりぎこちない。
耳元で「自分で触るの初めてか?」と囁くと一瞬、間があってコク、と小さく頷いた。
マジかよ・・・オナニーもしてなかったのか?
いくら俺が初めての相手だったからって、21の女が自分のものを触るのが初めてってうぶすぎじゃねぇのか。
彼女のあまりの無垢ぶりと相反する乱れ具合にますます、大和は堕ちていく。
「でも超感じてるじゃん。クチュクチュしてるよ、ほら」
俺は体を動かし、開いてる手の中指を鞠の中に沈めた。
中で指を曲げたりかき回したりしてやると途端に鞠の体が跳ねる。
「あぁぁ!・・・あぁん!いや、いやぁぁ!」
逃げそうな腰を抑え、ゆっくり、ゆっくりと愛撫する。
溜息のような喘ぎ声が、その動きでは足りないと言っている。
「鞠…いやならやめるけど?」
そのときの鞠の表情を忘れない。
俺がずっと見たかった。求めていた、快楽に完全に屈服された表情。
「・・・・・・やめ、ないで・・・ぇ」