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大和&鞠 4


以下、R18表現があります


衝動的にホテルに車をつっこんではみたものの、まさかOKをもらえるとは思ってなかった。

ホテル街を見ても何も言わずに黙って車を降りて部屋についてきてくれたのは、 きっと急すぎて怖すぎて何にも言えなくなってるからだ、と思っていた。
そうでなければこんなに簡単についてくる彼女は俺のイメージの中には全然なくて、納得がいかなかったんだ。

無理強いするつもりなんてない。ちゃんと、YESかNOかを聞いたほうがいい。
しかし、それとは相反するように俺の体の興奮が彼女の身体を引き寄せベッドへと運んだ。
腕の中の彼女は・・・小さくて怯えてすっかり堅くなっていた。

(ヤバイ、ヤバイ・・・。怖がらせてどうすんだよ。落ち着け、落ち着けよ・・・)

そのまま突っ走ってしまいそうなもう一人の自分をなんとか引き戻し、なんとか、してもいいかどうかを訪ねることができた。
少し間があったがかすれた声で返事があり、二回目、はっきりと「いいよ」と言った。

(マジ・・・・ほんとに?意味、分かってんのか?)

それでも聞いた瞬間欲望へのスイッチが押された。簡単に。

強く唇を重ね、柔らかな感触の唇を自分のそれで抱(いだ)くように押し当てて、自然に開いたすき間を割って舌を押し込んだ。
そして、先ほどと同じように恐る恐るからめられてくる舌を熱く吸った。
そして洋服の上から胸元を探り手のひらで包み込むようにしてから、ギュ・・・と強く揉んだ。

「んっ・・・!」

確かな、柔らかい膨らみに押し返されると同時に吐息とも痛みからとも取れないような声があがる。
俺はさらに興奮し、背中に手を回して直接素肌に触れながら、ブラのホックを外した。
直に胸に触れゆっくりと、今度はやさしくそのふくらみを手で包み込む。

声もなく、腕の中で鞠の体がびくっとバウンドした。

鞠の唇から頬、耳、へと唇を移動させ髪をかきあげ耳の後ろのあたりにそっとあてて、ふぅっと息を吹きかけてみる。
そうするとまた少しピクン、と背中が動いた気がしたので、左腕を頭の下にまわし固定して横に寝そべるようにし、 柔らかい皮膚に覆われた首筋をゆっくり、唇でなぞるようにした。
右手は、そっと掌全体でその膨らみを撫であげる。

「んっ・・・ん・・・っ」

今度は完全にどちらかがわかった。身体を少しそらせて恥ずかしそうに声をあげている。
背中から抱きしめ、唇だけで耳たぶを咥えた。
少し堅くなってきたような先を、撫で上げあがら手の平で少し潰すようにする。

「はっ・・・」

鞠からはまた吐息がもれる。

「感じた?」

答えない。
顔をそむけ、首まで赤くしている。恥ずかしい、んだろうな。
そんな風にされていてもこちらの興奮は増すばかりだというのに。

「さっき声出してたとこ、ここでしょ?わかるよ・・・」

俺はそういい、先ほどと同じように耳たぶをくわえ軽く歯を立てた。
少しまだ固く感じる乳房の先を摘み、ダイヤルをひねるように指先で優しくひねる。

「あっ・・・・やっ・・・ぁ」

手の甲で唇を抑えながら、また小さく声をあげる。
その声はささやかだけど可愛くて、ますます自分の息が荒くなってくるのだけが分かる。

「・・・っ、やぁ・・・」

じっと見つめられて、彷徨う大きな瞳。やがてきゅっと強く閉じられた。

「鞠の声、超かわいい・・・。もっと、感じて」

もう俺は、彼女を自分のものにする以外のことを考えられなくなっていた。


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鞠・・・と何度も名前を呼ばれた。
感じたかと聞かれ、答えないでいるともっと震えるような刺激に襲われ、そのたびに鼻にかかるような声が唇から漏れた。

(すごく、すごく、恥ずかしい・・・)

でも、それでも。
初めては痛い、怖いと聞いてたけれど・・・そんなものは何も感じなかった。
熱い腕の中で、もうどうにでもしてほしかった。
大和くんの好きにしてもらいたかった。

繊細な指使いが、柔らかい唇が何度も首筋や背中を往復していく。
感触はあくまで優しい。
優しいのに、男の人らしいその手や指先が、感じるところに確実に触れほんの少し力を加え愛撫する。

「・・・・ん、ぁ・・・やぁ、んっ・・・」

出したこともない声が次々漏れる。
どんどん、大和くんの腕の中で我を忘れていきそうになる。
それでもまだ足りないのか「恥ずかしがらないで・・・」と耳元で囁かれて余計に頬が熱くなる。

着ていた服は、いつの間にか脱がされていた。
鞠がショーツだけになったとき、すうっと熱い体温が遠ざかっていく。

(・・・・どこに、行くんだろう)

遠ざかった方向へ顔を向けると、ベッドから降りた大和くんが自分の服を脱いでいた。
さっきは海で見ていた背中が、こんな形で眼前に現れると更に、恥ずかしい。
あっという間にボクサーブリーフだけの姿になって、こちらに振り返ってくる。
途端、熱を帯びた視線が注がれたかと思えば、急にいたずらっぽい表情を見せた。

・・・なに?
そう聞く間もなくぐいと近寄られて、下着の上からつっ、と指先でなぞられた。

「やぁっ・・・」

痺れるような甘い感覚に、自然と腰がよじれ逃げるように背筋がうねる。

・・・私の中に、こんな私がいるなんて今初めて知った。
大和くんはその反応を嬉しそうに見つめ、それからショーツに手をかけ一気に引き下ろしてきた。

「ひゃっ・・・!」
「閉じちゃだめだって」

恥ずかしさで閉じようとする足を、どうやっているのか分からないほど簡単におさえて開かせると、 直接つつつ・・・となぞるように上から下に指を移動させる。

「あぁん・・・・・・!」

甘い感覚が、強く脳裏に焼き付けられると同時に、ちゅ、と微かに水の音が聞こえた気がした。
大和くんはその動きを止めない。繰り返される動きに耐えられない。

「ぁあ・・・やっ、・・・あぁっ・・・! や、っ・・・ぃや・・・ぁ、やまとくん、やめてぇ・・・」
「やだ。やめないよ」

どうしてかわからないけれど、ある一箇所を抑えられるたびに堪えられない刺激が下半身を通り抜けていく。
大和くんの指がぬるぬるとその場所をいじくってくると、他のことが考えられないほどの痺れが身体を貫き声を抑えることができない。

糸を引くような、最早自分だとは思えない甘えるような声が部屋中に響いている。

こんなに大きく股を開いていることが恥ずかしくて早く足を閉じたいのに、大和くんの腕が膝を押さえつけていて、 そして何よりじりじりと足のつま先から這い上がってくるような痺れに負けて閉じることが出来ない。

(どこを触られてるの?・・・ヘンな感じ・・・・・・でも、気持ち、いい・・・なんで?・・・)


 ********************************************


(敏感なのかな・・。反応がいい気がする。それとも初めてってこんなもんなのか?)

彼女の反応を見てうれしくなりながら俺は残った理性の片隅でそんなことを考えていた。

愛撫を繰り返しながら服を脱がせ、自分も脱いで改めてベッドの上の彼女を見下ろした。
糊のきいたシーツと、捲りあげられてくしゃくしゃになった掛け布団の狭間でくたり、と横たわっている。
細いなりにもちゃんと肉付きがあって、胸も想像してたより少し大きかった。
刺激に弱そうな、でもすいつくような肌、そして、高揚してとろり・・・となった瞳が、ぼんやりとこっちを見つめている。

―――欲しい。

彼女が欲しい。
その全てを、自分のものだと言えるようになりたい。

それは心の中、本能から来る叫びなのか。
ほんの少しの冷静な考えなんてすぐに吹き飛んでしまった。
閉じないよう足をおさえて、最も感じるであろう小さな粒にも似たところを指で押し潰すようになぞると、今までで一番強く反応をしてくれた。
そして下着をはいた上から触ったときにもう分かったけれど、ひどく濡らしていた。

(やっぱ敏感なほうなのかも・・・。えっちぃ身体なんだな。)

口元が嬉しさでほころぶ。
恥ずかしそうにこっちに目を合わせないようにしている姿が、ますます俺を魅了する。

とろけそうに潤んでいる瞳。薄いピンクに染まった肌。
指を上下させ撫で付けるたび慣れない感覚に耐え切れないように、ぴくん、と腰が動く。

「あん・・・あぁっ・・・ぃやっ・・・やぁっ・・・」

小ぶりな唇がら漏れる声。
甘くて、吸い取ってしまいたくなるような吐息。
何もかもが可愛い。
もしかしてこのままイっちゃったりする・・・・?
見たい。でも初めてだとそこまではないか?つかそろそろ指入れないと俺が限界か・・・。

内心の葛藤を終え、ゆっくり、ゆっくり、彼女の中に指をさし入れた。
熱い粘膜の中が侵入してきた指を拒むように、くっ、と少しだけ堅く締まった気がして。彼女自身もハッ、と身体を固くする。

これではさすがに・・・痛いだろうな。

「鞠、力抜け。大丈夫だから」
「・・・こわい」
「怖くねぇよ、信じろ」

彼女の、怯えた色の目つきを制するように俺は言い、指を動かし始めた。
少しづつ、少しづつ・・・時間をかけて、感じる場所も刺激しながら、あくまで優しく。
だいぶ湿ってはいるけれどキツキツで狭い中を、1本・・・2本・・・と入れる本数を増やしてじっくりと広げていく。

(こんな、狭い中に俺、入れんのか・・・・)

彼女の中を自分の指が行き来するたび、ぬるりとした蜜が絡むたびに、俺も初めてのときのように緊張してくる。

それでも時間をかけた分だけ幾分か彼女も力が抜けてきたようで、声こそ出さないものの痛さは感じていないようだ。
俺の指の動きに合わせて、腰が少しだけ動いている。
そして中は、しっとりと熱く湿ってくる。

鞠が「んん・・・」と眉間に皺を寄せて大きく身じろぎしたところで、下着を取り裸になった。

「大和くん・・・あのね、・・・・・コ、ンドーム、つけて・・・」

俺の動きに気付いたのか、小さな声が聞こえる。
はなからそのつもりだったから、それには返事をせず顔を近づけてキスをした。

「んっっ・・・」

声を出したら、身の内に渦巻く欲望が溢れ出しそうな気がした。
ざらりと欲望をそのまま撫で付けるように唇を、舌を絡め合う。
この状況にも慣れてきたのか、巻きつけてくる舌の動きも滑らかになってきていてひたすらに俺は興奮する。

(ヤバイ・・・理性持ってかれる)

半ば引きはがずようにキスを終えて唇を離すと、彼女はどこかおそるおそる首に腕を巻きつけて抱きついてきた。
肩におでこをくっつけてこられて、ふわり、と髪が耳と首筋にかかる。

「ん・・・?なに?」

出た声が自分で思っていたよりも擦れていて、心の中で苦笑した。

「・・・すき・・・?」
「・・・あぁ。好きだよ」

耳元にかすかに響いた問いかけに答える。
今更、言葉にするのは白々しく感じられるほどの強い想いを感じながら。

「お前・・・鞠は?」

質問返しをすると、すう、と小さく吐かれた息が首筋にかかった。

「わたしも・・・・・・・すき、だよ」

ささやかな彼女からの初めての告白。

「好きだ。俺も、好きだよ・・・」

そこに想いがあると分かっていても、はっきりと言葉にされることがこんなにも嬉しい。
そんな簡単なことを、俺は初めて知った。

俺はたまらずもう一度その唇を塞ぎ舌を押し込んだ。
口内を全て舐めつくすように深く舌をからめあわせながら、背中から腕をまわしてぐっと抱き寄せる。
肌と肌が直接触れ合う感触。
ギリッギリに勃った自身は、もうガマンとは無縁のところまで来ている。
もう、冷静ではいられなかった。

惜しみつつ唇を離して、抱き心地のいいその体を手離して、ベッドサイドの小さな入れ物からゴムを出す。
一応、すかして穴が開いてないか確かめてから装着し、鞠の足の間に自分の身体を置いた。
先のほうを撫で付けるようにして触れさせると指ではない違うものが当たったことに気付き怯え、

「大和くん・・・」

不安げに手を伸ばしてきた。

けどそれをフォローする余裕のカケラも、俺には残ってない。
すでにカチカチに固くなっている自身に少し力を入れてさらに折れないようにしてから、ゆっくり鞠の中にそれをすべらせていった。

「っ痛っ!んんんんんん・・・」

痛みに顔をゆがめ歯を食いしばり俺の腕や肩をつかんでくる鞠。
それとは対照的に、俺には少しづつ4ヶ月ぶりの感触と快感がおとずれてくる。
その感触は記憶のものよりもかなり強く、思わず、うっ・・・と声が漏れた。

(・・・ソッコー、イっちゃいそ・・・)

何とか堪え、ゆっくり、本当にゆっくり、出し入れを繰り返した。
繰り返しながら、少しづつ奥のほうへ歩を進めていく。
正に分け入るといった感じのその中は本当に狭くて硬くてやや苦しいほどで、初めてだということを痛烈に感じさせる。

俺が入っていくたびに、彼女は痛みで声を上げ、肩をつかむ指先に力が入っている。
相当痛いのか、じりじりと上のほうに身体が逃げていこうとしているので、頬をなぜて軽くキスをしながら 肩の下から手を入れて、逃げられないようにした。そして、

「鞠・・・鞠ん中すっげぇいい・・・もっと、奥まで行かせて」

額にキスをし返事を待たずにもう一度、ズン、と今度は少し早めに深く腰を入れてみる。

「あぁぁーーーーっ!!」

鞠が大きく悲鳴を上げた。
爪が食い込みそうなほど俺の肩を強く掴む指先。大きな瞳は閉じられたままで、苦しそうな表情を浮かべ それでも、奥にあった最後の砦のような締まった部分がほどけて俺の全てが彼女の中に収まった。
最初とはくらべものにならないほど強い快感が身体中を巡って一気に襲ってくる。 

(うあっ・・・こらえきれねぇ・・・・っ)

―――・・・ごめんっ。
薄れる理性でそう言った、と思う。

出した声すら吹き飛ばすようにズン、ズン、ズン、・・・リズミカルに鞠の中の、奥のほうへ向けて俺は腰を打ち込んでいく。
そのたびに彼女を、そして自分自身をも追いつめていってることが分かってても止めることができない。
鞠は返事も出来ないほど痛みをこらえ、子供みたいにクシャクシャの顔でボロボロ涙を零して俺にしがみついたままだ。

けど・・・そんな表情すら愛おしい。
俺は顔を近づけて涙を舐めとり、瞼に、頬に、キスをした。
口の中に残るしょっぱい味が、まるで彼女から溢れた蜜のように思えて胸が熱くなった。

「・・・やまと、くんっ・・・」

痛みを堪えながらも大和のキスに気がつきうっすらと開けられた潤んだ瞳。
単に痛みだけを堪えているのではない、微かな欲情の色をその中に見つけて・・・完っ全に意識も世界も、何もかもが吹っ飛んだ。

「あぁっ・・・まりぃ。くん、いらねっ!・・・」

――…もっと、もっと近くに行きたい。

そこがどこなのかもわからないまま、俺の立てる、肌と肌がぶつかり合う乾いた音がどんどんそのテンポをあげていく。
興奮しきってワケが解らなくなってる俺と、そんな俺に痛みを堪え必死にしがみ付いている鞠以外目に入ってこない。
スプリングの効いたベッドの上、枷の外された欲望がその赴くままに彼女の中を突き上げた。

「やっ・・・んんぁっ・・・や、まとっ・・・・!いた・・ぃ・・・よぉ・・・」
「好きだ、まり・・・好きだっ・・・・ごめん、も少し・・、・・あっ・・・イクッ・・・!」

ラストスパートをかけた激しい動きについていけるはずもなく、彼女が瞳をぎゅっと閉じて喉をそらせて悲鳴を上げた瞬間。
ビリビリッ、と背中に電気が登ってくるような快感と共に、俺は果てた。

 

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