お祖父ちゃんが、死んだ。

とうに80を越えていたし、ここ1年くらいは半分以上病院にいたし、その年齢には珍しく手術までしていたから

突然亡くなった訳でも、誰も覚悟できてなかったなんてことでもないけれど

悲しくならないわけもなくて

血なんて繋がってもいないのに

もう会えないと思ったら涙がぽろぽろと零れ落ちていた


誰かが死ぬというのは、なんて切なくて手の届かないことなんだろうと思う

追っていけるわけもなくて

手の内に閉じ込めて置くわけにも行かなくて

ただ、指の間から零れ落ちる、掴もうとしても掴めない砂粒のようにさらさらとしていて

残った僅かな砂粒だけをまるで形見の様に握りしめる他ない


そんな戯言を呟いていられるのも今のうちで

いつかは自分達も同じようなことになるのには違いなくて


ただ、何度同じことが起こっても

それに慣れるなんてことは今後ないな、と言い切れる弱虫な自分と晩夏の夕べ。







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あくまで私事の感情のつらつら書き・・・です。すみません。
もっと上手く書ける日が万が一来たら、書き直すと思います。